「自分はWebライターに向いてるの?」
「反対に、向いていないのはどんな人?」
「Webライターとして成功するポイントを知りたい!」
このような疑問を解決できる記事になっています。

筆者の私は、Webライターとして仕事を3年以上する中で他のライターと関わったり、ディレクションとしてたくさんのライターさんへの指示を行ったりしてきました。
その中で、Webライターに向いてる人と向いていない人の違いも理解してきました。
記事を読めば、自分がWebライターに向いているかどうか把握できるだけでなく、成功するにはどんなことが重要なのかを理解することが可能です。
また、記事の最後にはWebライターとして稼げるようになる方法も解説します。
Webライターの仕事に興味がある人は、最後までじっくり読んでくださいね。
執筆者
フリーのSEOライター。新卒で法人営業を経験後、3年目でWebマーケティング会社のSEOライターに未経験で転職。現在は個人でライティングの仕事をしながら、当ブログでWebライターを目指す方に役立つ情報を提供しています。
Webライターの仕事内容

まずは、Webライターの仕事内容を紹介します。
WEBライターの主な業務には、以下のような作業があります。
- 情報収集
- 構成作り
- 文章執筆
- 画像選定
- 記事の納品
さらに、スキルや経験を積むことで、以下のような業務も担当するようになります。
- クライアントとの打ち合わせ
- テーマやキーワードの選定
- 読者ニーズのリサーチ
- 取材
- WordPress(WEBサイトに記事を投稿するためのシステム)への入稿
- 記事の分析や改善(リライト)
チームで取り組む場合はディレクターと連携したり、役割分担をしたりすることもありますが、WEBライターは基本的にこれらの作業を一人でこなすことが多い職種です。
このような仕事内容を踏まえたうえで、WEBライターに向いている人の特徴を紹介していきます。
Webライターに向いてる人の特徴7選

Webライターに向いている人には以下のような特徴があります。
- 文章を書くのが苦にならない
- パソコンの前に長時間座っても平気
- 一人で黙々と作業するのが好き
- 情報収集が好き
- 人の問題解決をするのが好き
- 感受性が高く、細かなことに気づきやすい
- 人の意見を素直に受け入れられる
それぞれの特徴について詳しく解説します。
文章を書くのが苦にならない
WEBライターの中心業務は、当然ながら文章を書くことです。
そのため、文章を書くのが苦手ではないことが重要です。
ただし、「文章を書くのが好き」である必要は必ずしもありません。
なぜなら、実際にライティングに取り組んでみないと、自分に合っているかどうかは分からないからです。
技術を学んでスキルが向上することで、次第に文章を書くことが好きになる人も少なくありません。
吹き出し
実際、筆者自身も最初から文章を書くのが好きだった訳ではなく、小・中学生の頃は作文が苦手で、むしろ嫌いでした。
しかし、大学でレポートや論文を書く中で文章作成の技術を学び、徐々に苦手意識がなくなっていきました。
結果として、今では文章を書くことを仕事にしています。
未経験の段階で文章を書くことが「好きかどうか」よりも、「苦手意識が無いこと」が重要です。
パソコンの前に長時間座っていても平気
WEBライターの仕事は、ほとんどがパソコン上で完結します。
そのため、長時間机に向かって作業をするのが苦にならない人は、WEBライターに向いています。
逆にじっとしているのが苦手で、体を動かす仕事の方が向いている人にとっては、あまり適していないかもしれません。
適度に立ち上がったりストレッチをしたりと気分転換は可能ですが、集中して作業を続けられる人の方がこの仕事には適性があります。
一人で黙々と作業するのが好き
情報収集や構成、執筆など、ライターの仕事は一人で完結する業務が多くを占めます。
チームで何かを進めるよりも、一人で淡々と作業を進めるのが得意・好きという人には非常に向いている職種です。
集中力や自己管理能力も求められますが、それが苦でない人にとっては働きやすい仕事と言えるでしょう。
情報収集が好き
記事を書くときは、自分が知っていることだけではなく自分が知らないことも書くこともあります。
ネットや本で調べることもあるので、普段からニュースを見たり、本を読んだりするなど情報収集が好きな人にWebライターの適性があります。
また、情報をただ集めるのではなく、信頼性のある根拠やデータに基づいて取捨選択する力も重要です。
自分の知識を広げたり、深めたりするのが好きな人には特におすすめの職業です。
人の問題解決をするのが好き
WEBライターは検索エンジンを使って情報を探している人に対して、有益な解決策を提供することが仕事です。
つまり、悩みや疑問を持つ読者に向けて、役立つ情報をわかりやすく伝えることが求められます。
人の困りごとに共感し「何か力になりたい」と自然に思える人は、この仕事への適性が高いと言えるでしょう。
感受性が高く些細なことに気づきやすい
感性が豊かで細かなことに気づける人は、WEBライターとして非常に強みを発揮できます。
読者の立場に立ち、ニーズや感情に寄り添った文章を作るためには感受性の高さが重要です。
ユーザーが「知りたい」と思うポイントを先回りして捉える力は、信頼されるライターになるための大切な資質と言えるでしょう。
内向的だったり、深く物事を考えるのが好きな人に、Webライターは向いてます。
人の意見を素直に聞ける
WEBライターを始めたばかりの頃は、クライアントからのフィードバックや修正依頼を受けることがよくあります。
提出した記事に対して大量の修正が入ったり、細かい指摘を受けたりすることも珍しくありません。
その際、指摘を前向きに受け入れて改善できる人は、着実にスキルを伸ばしていけます。
逆に自分の文章に固執してしまう人や、批判を素直に受け入れられない人は成長が止まりやすいため、柔軟性は非常に重要な要素です。
Webライターに向いていない人の特徴5選

続いてWebライターに向いていない人の特徴を5つ紹介します。
以下のような特徴を持つ人は、Webライターに不向きな可能性があります。
- 大雑把
- 自己主張が強すぎる
- 好奇心があまりない
- 自己管理が苦手
- すぐに稼げると思っている
それぞれ詳しく解説します。
大雑把
Webライターの仕事では、誤字脱字や文法ミスのない文章を仕上げることが必須です。
大雑把な性格で細かい確認を怠る人やミスを繰り返してしまう人は、信頼を得るのが難しくなります。
もちろん、最初から完璧を求められるわけではありません。
しかし、ミスを指摘されたときに改善しようとする姿勢がないと、継続的に仕事を依頼されることは少ないでしょう。
自己主張が強すぎる
クライアントの意図や読者ニーズを無視して、自分の意見を押し通そうとする人はWebライターには不向きです。
Webライティングは「読者の課題を解決する情報を、分かりやすく伝えること」が目的です。
クライアントの修正依頼やフィードバックに柔軟に対応できない人は、信頼関係を築くのが難しくなります。
個人ブログのように自由に書ける場とは異なり、Webライターは指示に従いながら成果物を仕上げる職業であることを理解しておく必要があります。
好奇心があまりない
Webライターとして執筆するテーマは、必ずしも自分の得意分野とは限りません。
ときには興味のなかった分野についても調べ、理解し、分かりやすくまとめる必要があります。
そのため、新しい知識を積極的に吸収する好奇心がないと、仕事が苦痛になってしまいます。
「知らないことを学ぶのが嫌いな人」や「狭い分野にしか興味がない人」には、長く続けるのが難しい仕事です。
自己管理が苦手
Webライターは基本的に一人で作業する仕事です。
納期を守るためには、自分でスケジュールを組み立てて進行管理する能力が求められます。
「締切ギリギリまで手を付けない」「作業時間を確保できない」など、時間管理やタスク管理が苦手な人はクオリティや納期を守れず、信頼を失いやすくなります。
すぐに稼げると思っている
Webライターは誰でも始めやすい仕事ではありますが、すぐに高収入を得られるわけではありません。
特に初心者のうちは、1記事あたりの単価も低く、1日かけて数百円〜千円程度しか稼げないことも珍しくありません。
経験と実績を積み、スキルを磨いていくことでようやく収入が上がっていきます。
そのため、短期間で稼ぎたい人や即金性を求める人には不向きな職業と言えるでしょう。
Webライターとして成功する人の共通点3つ

ここではWebライターに向いている人の中でも、特に成果を出しやすい人に共通する特徴を3つ紹介します。
Webライターで成功する人の共通点は以下の通りです。
- コツコツ継続できる
- 改善意欲や自己成長意欲がある
- 専門分野に強みがある
コツコツ継続できる
Webライターとして収入を得られるようになるまでには、ある程度の時間と努力の積み重ねが必要です。
初期の段階ではなかなか収益に結びつかず、執筆にも時間がかかるため、モチベーションが下がることもあります。
それでも地道に書き続けることで、ライティングスキルの向上や作業効率の改善、そして実績の蓄積につながります。
成果を出している人ほど、少しずつでも継続することを大切にしています。
改善意欲や自己成長意欲がある
Webライターとして成功するには、単に「文章が書ける」だけでは不十分です。
読者の行動につなげるライティングをするには、「どうすれば読まれるか」「どのように構成すれば成果が出るか」といった視点が求められます。
さらにクライアントの期待を上回るアウトプットを出すには、ディレクションや構成設計といった上流工程への関心も重要になります。
常に「より良くするには?」と考え、自らの仕事にフィードバックを取り入れて改善していける人は、長期的に評価されやすいです。
専門的な分野でライティングをする
資格や実務経験など専門知識がある分野で執筆できる人は、高単価の案件を受けやすくなります。
たとえば法律、医療、介護、金融といった分野では専門性が求められるため、元看護師や保育士など、Webと直接関係のない職業経験でも強みとして十分活かせます。
Webライターは未経験からでも始められますが、過去の経験を活かして専門性を打ち出すことで、成功する可能性が高くなります。
Webライターの適性を確認する方法

ここまでWebライターに向いてる人・向いていない人の特徴をご紹介しましたが、「実際、自分が向いているのかよく分からない…」と感じる方もいるかもしれません。
そんな方に向けて、適性を確かめる具体的な方法を紹介します。
実際にWebライティングをしてみる
適性を確認する上で最も確実なのは、実際にWebライティングしてみることです。
無料で始められる「はてなブログ」や「note」などを使えば、記事を書くことができます。
本格的に取り組みたい方は、WordPressなどで有料ブログを開設しても良いでしょう。
年間1〜2万円程度で始められます。
おすすめは「1週間に1記事を1ヶ月間」書き続けること。
このペースを保てれば、Webライターに向いている可能性が高いです。
今すぐ取り組むのが難しい方は繁忙期を避け、長期休暇など時間を取りやすいタイミングで挑戦してみてください。
適職診断を受けてみる
自分では判断しにくいという方には、転職サービスなどが提供している「適職診断」も有効です。
第三者の視点から、性格や志向に合った職種を提案してもらえます。
下記のサービスで診断を受けることができるので、気になる人はやってみてください。
転職タイプ診断-doda
3分間適職診断-リクナビNEXT
適職診断-求人ボックス
性格や資質の診断をする
より自分自身を深く理解したい方には、性格診断ツールや資質診断ツールの活用もおすすめです。
一例として、ストレングスファインダー®などがあげられます。
これは自分の強みや思考傾向を明らかにし、どんな仕事に向いているかを分析してくれるツールです。
私もストレングスファインダー®で診断した経験があり、物事を深く考える「内省」やアイデアをひらめく「着想」、問題解決が得意な「回復志向」が上位の資質で、Webライターに向いているということがわかりました。
このような診断もぜひ試してみてください。
Webライターに必要なスキル3つと応用スキル

Webライターに向いていることがわかった人は、必要なスキルを理解しましょう。
ここでは基本的なスキルと応用的なスキルに分けて解説します。
Webライターに求められる主なスキルには、以下のようなものがあります。
- パソコンの基本操作
- わかりやすい文章を書く力
- リサーチ・情報収集力
- SEOの基礎知識(応用編)
- WordPressの操作スキル(応用編)
パソコンの基本操作
パソコンをあまり使ってこなかった人は、ひとまずパソコンに慣れましょう。
目指すのはワードが使えるようになるレベルです。
もしくはGoogleドキュメントでも構いません。
クラウドソーシングなどで受注するWebライティング案件の多くでは、Googleドキュメントでの納品が一般的です。
難しい操作は必要ないので、まずはパソコンでスムーズに文章を入力・編集できる状態を整えましょう。
わかりやすい文章を書く力
Webライターにとって最も重要なスキルは、わかりやすく論理的な文章を作成する力です。
このスキルは、「文章の型(テンプレート)」を習得することで効率的に伸ばすことができます。
例えば、PREP法やホールパート法、SDS法などが文章作成方法としてあげられます。
PREP法
結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論(Point)という順番で文章を書く方法です。
主張を明確に伝えたいときに効果的です。
ホールパート法
情報の全体像(Whole)をはじめに伝えて、詳細(Part)を後から説明する方法です。
読者に全体像を示してから詳細を掘り下げたいときに使えます。
SDS法
要点(Summary)→詳細(Details)→要点(Summary)というように文章を作成する方法です。
要点を繰り返しながら、印象に残る文章を作るのに向いています。
このような方法を理解して、実際にライティングするときに使ってみてください。
リサーチ・情報収集力
正確な情報を調べ、読者に価値ある内容を届けるためには、リサーチ力も必須です。
普段から「分からないことはまず検索する」習慣をつけましょう。
検索エンジンを使いこなすことで、読者がどんな悩みを持って検索しているかを体感的に理解できるようになります。
また、ニュース記事や専門書などを定期的に読むことで、情報感度と知識の幅を広げることも重要です。
通勤時間やすき間時間を活用して、日々のインプットを習慣にしていきましょう。
SEOの基礎知識(応用編)
Webライターになるのであれば、SEOに関する知識も大切です。
SEOとは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)のことで、検索エンジンでWebページを上位表示させる施策を指します。
例えば、
- タイトルや見出しにはキーワードを含める
- 他の記事にリンクするときは適切なテキストでリンクテキストを作成する
- 最適な画像を使用する
などのテクニックが含まれます。
SEOについては、Google公式の「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」が参考になります。
特にSEOライティングに挑戦する方は、熟読するようにしてください。
WordPressの操作スキル(応用編)
WordPressとは、Webサイトやブログを構築・管理できるコンテンツマネジメントシステム(CMS)の一種で、多くのWebメディアや企業サイトで利用されています。

Webライターの仕事では、WordPressの管理画面から記事を入稿・更新する作業が求められるケースが増えています。
初心者のうちは馴染みがないかもしれませんが、自分で有料ブログを開設すれば実践を通じて操作に慣れることが可能です。
本格的にWebライターとして活動したい方には、WordPressでの執筆経験は大きな武器になります。
Webライターとして稼げるようになるには

Webライターとして収入を得るためには、スキルを身につけるだけでなく、具体的な準備と行動が不可欠です。
最後に、実践的なステップをご紹介します。
ポートフォリオを用意する
記事がある程度書けるようになったら、実績をまとめてポートフォリオを作成しましょう。
ポートフォリオは、クライアントに自分のスキルや経験を伝えるために非常に重要な資料となります。
掲載する内容は、記事タイトル・URL・掲載サイト・検索数・順位などです。
<ポートフォリオの記載例>
掲載サイト:〇〇ブログ
記事タイトル:〜〜
URL:https://△△…..
執筆月:2025年3月
担当業務:キーワード選定、構成作り、記事作成、WordPress入稿などすべて
検索数や表示順位の実績は初心者のうちは難しいため、省略しても問題ありません。
その他に、これまでの業務経験や得意なジャンルがあれば簡潔に記載すると、差別化につながります。
ただし、クライアントによってあまり有利に働かないこともあるので、案件ごとに判断しましょう。
クラウドソーシングで案件に応募する
ポートフォリオがまとまったら、クラウドソーシングに登録して興味のある案件に応募しましょう。
代表的なクラウドソーシングサービスには、
- クラウドワークス
- ランサーズ
- ココナラ
などがあります。
ライティングの案件はかなり多く、文字単価や記事単価も幅広いですが、できれば文字単価0.5円〜1円以上の案件を狙いましょう。
難しそうであれば実績作りを目的として、それ以下の単価の記事を受けることも良いです。
初めは採用されるまで時間がかかりますが、一度実績ができればその後は採用されやすくなります。
転職サービスで求人に応募する
Webライターとして就職や転職をしたい方は、転職エージェントや求人サービスを活用しましょう。
筆者も3社ほどエージェントを利用し、自己分析やキャリアの方向性を整理するのに役立ちました。
エージェントからは、自分に合った職種や働き方のアドバイスも得られます。
Web関連に強い転職サービスを下記に紹介しますので、興味があれば登録して使用してみてください。
Webライターになる上でよくある質問
Q. 異業種からでもWebライターになれますか?
A. はい、他の業種からでも十分Webライターになれます。
営業職、販売職など商品やサービスを販売する業務の知識がある人はそれらの知識や経験を活かしやすいです。
また広報職など企業やブランディングに携わる職種、PCでの業務に長けている事務などの方も始めやすいでしょう。
加えて医療系や保育、介護など専門的な資格を必要とする職に就いていた方は、専門ライターとして活躍することもできます。
Q. Webライターに資格は必要ですか?
A. 特に必要な資格はありません。
Q. 外交的な性格でもWebライターになれますか?
A. もちろん、なれます。
むしろ外交的であることは、Webライターとして働く上で強みの一つになります。
クライアントとのやりとりやインタビュー取材など、対人スキルが活かされる場面も多いため、外交的な性格は大きな武器です。
ただし、集中して作業するのが苦手な人は、相性が合わない可能性もあります。
一度ブログなどで記事作成を体験してみることをおすすめします。
Q. Webライターはどんな働き方をしていますか?
A. 出社・在宅どちらでも可能なのがWebライターの働き方の魅力です。
リモートワークも普通に行われており、海外で日本のWebライターの仕事をする人もいます。
通勤時間が減るので時間を作りやすく、子どもがいる方も働きやすいです。
必要なのはパソコンとインターネット環境だけなので、外出が難しい事情のある方にも向いています。
Q. Webライターの年収はどれくらい?
A. およそ月給30万円程度がライターの平均年収と言われています。
※求人ボックス-ライターの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)より引用
未経験から始める場合、初めは20万円台からスタートするケースが多いです。
収入をアップするには、ディレクションなどのスキルを身につけたり、専門的なジャンルでライターを勤めたりするといったことが求められます。