ブログでのキーワードの入れ方解説!良い例と悪い例も紹介

キーワードってSEOにとって重要なの?
ブログでのキーワードの入れ方を知りたい!
良い例と悪い例も教えて欲しい

このような悩みを解決できる記事になっています。

筆者の私は、Webマーケティング企業でSEOライターとして約300以上の記事を執筆し、1〜2位の記事を30個ほど獲得しました。

この記事で紹介するキーワードの入れ方を理解すれば、検索エンジンから適切に評価され、上位表示を狙える記事を作れるようになります。

キーワードのSEOにおける重要性やキーワードの入れ方、使えるツールも解説するので、じっくり読んでください。

Webライターなび編集者

フリーのSEOライター

新卒で法人営業職を2年経験した後、Webサイト制作会社の営業を経て、Webマーケティング会社のSEOライターに転職。その後独立して、現在は個人でお仕事を受けています。

キーワードがSEOで重要な理由

ブログを始めようとしている人は、キーワードの必要性について聞いたことがあると思います。

しかし、実際キーワードがブログ運営でどのように重要か知っていますか?

そもそも検索エンジンは、キーワードをもとに「どんなニーズに応える記事か」を判断しています。

そのため、適切なキーワードを含めることで、ユーザーの検索意図(知りたいこと)と合致して上位表示されやすくなります。

キーワードがない記事は、Googleにとって「何について書いているか」が不明瞭になり、評価されにくいというリスクがあるのです。

ただし、キーワードを詰め込みすぎるとスパム判定される可能性もあるので、ユーザーが記事を読む際に不自然にならないようバランスを取ることが重要になります。

キーワード選定をして使う言葉を決める

検索エンジンのユーザーは、タイトルや見出しのキーワードから「自分に合った情報があるか」を判断します。

そのため、適当に思いついた言葉ではなくユーザーが検索しているキーワードを選定して使用することが重要です。

実際にどんなキーワードが使われているかは、ラッコキーワードキーワードプランナーなどのツールを使用することで調べることができます。

ブログのジャンルや目的(集客/収益/ファン化)に合ったキーワードを選定しましょう。

具体的なキーワードの選定方法については、ブログでのキーワード選定のやり方を初心者向けに解説した記事がありますので、ご覧ください。

構成でキーワードを入れる箇所を設計する

キーワードを入れる際は、構成(記事の設計図)段階で、どの見出し・段落にどのキーワードを含めるかを決めておきましょう。

構成でキーワードを入れる箇所を設計することで、自然で読みやすい記事を作ることができます。

具体的には、ユーザーの検索意図とキーワードが一致する箇所でキーワードを入れるようにします。

たとえば、「コーヒー 淹れ方」と検索したユーザーの検索意図として以下のようなことが考えられます。

  • 「ホットコーヒーの淹れ方を知りたい」
  • 「アイスコーヒーの淹れ方を知りたい」
  • 「どんな道具を準備しておくべきか知りたい」
  • 「豆から挽くべきか、粉からでも良いのか教えて欲しい」
  • 「その他に美味しくコーヒーを飲める方法を知りたい」

ユーザーの疑問にわかりやすく答える記事を作るには、情報を出す順番を以下のようにします。

  1. コーヒーを淹れるために必要な道具
  2. 豆から挽いて淹れると本格的に楽しめる
  3. ホットコーヒーの淹れ方
  4. アイスコーヒーの淹れ方
  5. コーヒーを美味しく楽しむためのポイント

順番が決まったら、その内容にあった見出しを考えます。

<見出し案の例>

  1. 美味しいコーヒーを淹れるために必要な道具
  2. 本格的にコーヒーを楽しむなら豆から挽くのがおすすめ
  3. ホットコーヒーの淹れ方を6ステップで解説
  4. アイスコーヒーの淹れ方は?
  5. コーヒーを美味しく飲むためのポイント

「コーヒー 淹れ方」というキーワードで検索したユーザーの疑問に対して、3つ目と4つ目の見出しで答えています。

このように構成段階でキーワードを入れる箇所を決めることで、執筆時に無理にキーワードを詰め込むことなく、読者の疑問を解決する流れで自然に溶け込ませることができます。

詳しい記事の構成方法について解説した記事も公開予定ですので、公開までお待ちください。

キーワードの入れ方と良い例・悪い例

以下では記事のそれぞれの箇所でどのようにキーワードを入れるのが良いか解説します。

  • タイトル
  • 見出し
  • 本文
  • メタディスクリプション

タイトル

タイトルはキーワードを入れる上で最も重要な箇所です。

検索エンジンと読者の両方に一目で伝わるようにしましょう。

ポイントは以下の2点です。

  • タイトルの前半にキーワードを入れる
  • キーワードの順番をできるだけ守る

検索結果で表示されるタイトルの文字数は30文字前後のため、前半に入れることでキーワードが見切れることを防げます。

また、キーワードの順番を入れ替えると意味合いが変わってしまうことがあります。

できるだけ選定したキーワードの順番をそのままで入れましょう。

<良い例>
「コーヒーの淹れ方を解説!必要な道具と美味しい飲み方のポイント」

<悪い例>
「初心者でも分かる!美味しいコーヒーの淹れ方とは?」

その他、以下のタイトル作成時のポイントにも気をつけてください。

  • タイトルの文字数は30文字前後を目安にする

→スマホ表示で切れないようにするためです。

  • 数字や具体性をもたせる(例:「3つのコツ」「初心者向け」)

→クリック率のアップが期待できます。

Googleは良いタイトルについて、「そのページに固有で、明確かつ簡潔であり、内容を正確に説明している」という風に定義しています。
(引用:Google 公式 SEO スターター ガイド | Google 検索セントラル

見出し

見出しのH2・H3タグにキーワードを含めることで、構造的にもSEO効果が高まるとされています。

見出しへのキーワードの入れ方のポイントは以下です。

  • H2見出しにキーワードを含めて、本文の要旨を的確に伝える

→見出しは記事の内容を整理し、情報の位置をユーザーに伝えます。

キーワードのある見出しの箇所を読んだのに、全く見出しと内容が違ったということがあると、ユーザーの信頼を裏切ることになります。

キーワードを入れた見出しの本文は見出しに沿った内容にしてください。

  • 関連ワードに似た検索意図があれば見出しにてキーワードとして含める

→関連ワードは検索結果画面の下部に出てくる「他の人はこちらも検索」で表示されるキーワードです。

たとえば、下記は「コーヒー 淹れ方」で検索した際の関連キーワードです。

関連ワード例

これらは同じような検索意図を持つ人が知りたいことなので、記事の内容として含めることでユーザーの疑問に答えることができます。

例としては、「ドリップコーヒーの淹れ方」「コーヒーを美味しく淹れるための道具」などをH2見出しにすると、さらにユーザーにとって価値のある記事になるでしょう。

<良い例>
「コーヒーの淹れ方を6ステップで解説」

<悪い例>
「美味しいコーヒーはこう淹れる!」

本文

本文では、自然な文脈でキーワードを使用することが重要です。

各見出しで1〜2回程度キーワードを含めると良いでしょう。

詰め込みは逆効果になるため注意してください。

主語や述語として使うと読者にも意味が伝わりやすくなります。

注意点として、代名詞ではなく具体的なキーワードを使うようにしてください。

<良い例>
「美味しいコーヒーの淹れ方を紹介します。
ステップ1:豆の種類に合った挽き方をする
ステップ2:適切なお湯の量と温度を守る
ステップ3:〜〜」

<悪い例>
「美味しいコーヒーの淹れ方を紹介します。
コーヒーの淹れ方として意識したいポイントは蒸らしです。
一度お湯を注いだ後、40秒ほど待つことが美味しいコーヒーの淹れ方です。
さらに意識したいコーヒーの淹れ方として、〜〜」

また、本文ではキーワードの他に共起語を含めることも有効です。

共起語とは、ある言葉と一緒に使われることが多い言葉のことを指します。

Googleなどの検索エンジンは、特定のキーワードと一緒に出現する語を分析して、コンテンツの文脈や専門性を把握しています。

共起語を使うことは、検索エンジンに専門性や網羅性、関連性を伝えることにつながるのでSEOとしても重要です。

また、共起語を使用することでユーザーの検索意図をより正確にカバーできます。

たとえば、「コーヒー 淹れ方」の共起語として以下のような言葉があります。

共起語例

共起語もキーワードと同じように、記事内で自然な形で使用してください。

メタディスクリプション

メタディスクリプションは検索結果のスニペットに表示される要素で、クリック率に影響します。

キーワードとメリット(読むとどんなメリットがあるか)を記載して、120文字程度で作成しましょう。

たとえば、以下のような文章にして、読者にとっての価値を明確に示すことが重要です。

<メタディスクリプションの例>

「美味しいコーヒーの淹れ方を初心者向けに6ステップに分けて解説します。記事で紹介するやり方をマネすれば誰でも簡単に美味しいコーヒーを自宅で作ることができます。必要な道具や豆と粉のどちらが良いのかも併せて紹介するので参考にしてください。」

キーワード選定で使えるツール3選

最後にキーワード選定で使えるツールを3つ紹介します。

ラッコキーワード

ラッコキーワードは、サジェストキーワードを一括取得できる無料ツールです。

たとえば「ブログ キーワード」と入力すると、関連する複合語を大量に一覧表示してくれます。

キーワード選定の出発点として使いやすく、検索意図の発掘に有効です。

初心者の方でも簡単に使えるため、まずはこのツールから始めることをおすすめします。

月間検索数を調べるには有料プランに加入する必要があります。

キーワードプランナー

キーワードプランナーは、月間検索ボリュームや競合性を調べる定番ツールです。

広告主向けのツールですが、SEO用のキーワード精査にも活用できます。

無料でも使えますが、広告出稿しているとより正確なデータが見られます。

検索ボリュームの数値を参考に、適切な難易度のキーワードを選ぶことができます。

共起語検索ツール

共起語検索ツールは、選んだキーワードと一緒に使われやすい語(共起語)を抽出してくれます。

SEOに有効な関連語やトピックを見つけることができ、検索意図を深く掘り下げるのに役立ちます。

これらの共起語を記事に含めることで、より包括的で価値の高いコンテンツを作ることができます。

まとめ:ブログのキーワードは自然な形で記事に入れる

以上、ブログでのキーワードの入れ方について解説しました。

ポイントをおさらいしましょう。

  • 適切なキーワードを含めることで、ユーザーの検索意図に答えられる
  • キーワード選定で検索需要のあるキーワードを選ぶ
  • 構成時点でキーワードを入れる箇所を設計する
  • 記事のタイトル・見出し・本文・メタディスクリプションにポイントを守ってキーワードを使用する

上記のポイントを守ることで、行きあたりばったりのキーワードを入れた記事ではなく、設計された記事を制作することができます。

慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、上位表示される記事を作るには欠かせない要素なので、丁寧に取り組んでください。