「Webライターを始めたいけど、ブログってやった方が良いの?」
「ブログの開設方法を知りたい!」
「ブログを活用してWebライターになる流れを教えて欲しい」
今回はこちらの疑問にお答えします。

筆者の私は未経験からWordPressブログを開設して、Webライター転職に成功した経験があります。
ブログで文章力やSEOを学んで実践し、自分で書いた記事をアピールの材料にすれば転職や案件獲得のチャンスが大きく広がります。
この記事では、Webライターを目指す人がブログ運営をすべき理由やメリット、ブログの開設方法、実体験をもとにしたWebライターになる方法を徹底解説します。ぜひ参考にしてください。
Webライターになるのにブログは必要か?

Webライターとして収入を得るためには、ブログを持つことは必須ではありませんが、転職や副業を有利に進めたいなら強くおすすめします。ここでは、ブログ運営が有利な理由と実際にブログで転職に成功した経験談を紹介します。
結論 | 転職や独立にはブログをする方が有利
Webライター志望者はブログを運営した方が圧倒的に有利です。その理由は3つあります。
理由①:記事がポートフォリオになる
Webライティング未経験者がWebライターとして仕事を得るための最大の壁は、「実績がない」ことです。しかしブログで記事を書いた経験があれば、書ける証拠として提示できます。
理由②:SEO・構成・文章力を実践で学べる
個人ブログを持てば、Webライティングに必要なSEO対策や構成力を、実践的に習得することが可能です。キーワード選定から記事執筆、分析までの一連の流れを経験することができます。
理由③:メディア運営経験をアピールできる
自分でメディアを運営している経験は、採用側の企業やクライアントから評価されやすいです。単に記事を書けるだけでなく、企画・運営・改善までできる人材として見てもらえます。
このような理由から、Webライターとして転職・副業のどちらを目指す場合も、ブログを持つのがおすすめです。
WordPressブログを運営して転職に成功した経験談
私自身、未経験からWordPressブログを開設してWebライター転職に成功した経験があります。
新卒では法人営業をしていましたが、平日の夜や休日を利用して30記事ほど執筆しました。その後就職活動を開始して、第2新卒としてWebマーケティング企業に転職しました。面接では自分のブログを見せながら記事を紹介し、行ったSEO対策や改善策を説明することでブログ運営経験を評価されて、内定につながりました。
入社後の業務内容は個人ブログの運営で行っていたこととほとんど同じです。クライアントワークという点は違いましたが、ブログで磨いたスキルが活かせたため即戦力として活躍できました。
このような経験から、ブログ運営はWebライターとして活躍するための武器になると考えています。
Webライターがブログを運営する6つのメリット

Webライターがブログを運営すると、スキルアップから収益化、キャリア形成まで多くのメリットがあります。ここでは具体的なメリットを6つ紹介します。
1. 文章作成の練習ができる
ブログは文章力を磨くのに一番適した練習場です。
リサーチ→構成→執筆→校正という流れを自分のペースで体験でき、実践的なスキルが身につきます。また定期的に書く習慣がつけば、継続力も養われます。
初めのうちは、文章力は書けば書くほど上達します。ブログで記事を書き溜めていけば、Webライターとしてかなり成長できるでしょう。
2. SEO対策を学んで実践できる
WebライターにとってSEO知識は必須です。
検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)のこと。Webサイトを適切に検索エンジンに評価してもらい、上位表示するための施策や工夫を意味する。
ブログ運営では、キーワード選定や構成を自分で行うので、実践的にSEOを理解できます。また、書いた記事の検索順位やアクセス数を分析すれば、「どんな記事が上位表示されるか」「読者に響く構成とは何か」も体得可能です。結果が数値で見えるため、成長を実感しやすいのも魅力です。
3. 記事がポートフォリオになる
ブログ記事は、求人や案件応募時にそのままポートフォリオとして使えます。
特にWordPressでの執筆経験があれば、Webライティングにおいて即戦力と見なされやすいです。特定ジャンルのブログを運営していると、専門性もアピールできます。
4. ブログを実績として活用できる
ブログで成果を出せば、PV数・検索上位・収益などを具体的な実績として示せます。
もし、実績ゼロの状態でもメディアを運営していることで、「書ける・考えられる人材」として評価されやすいです。副業として活動する場合、SNSのプロフィールにブログURLを載せれば、営業活動にもつながります。
5. アフィリエイトに挑戦できる
また、ブログ運営を続ければ、将来的にアフィリエイト報酬や広告収入を得られる可能性があります。
アフィリエイトに取り組むと、広告を設計する過程で読者の心理や購買導線を理解することが必要です。文章で売る感覚を磨けるので、マーケティング知識も習得できるでしょう。

スキルを磨きつつ副収入を得られる可能性を広げられるのは、ブログならではの魅力だと思います。
6. キャリアの選択肢が広がる
ブログ運営の経験があると、ライターから編集者・ディレクター・コンテンツマーケターを目指しやすいです。
実際ブログ運営では「企画→執筆→分析→改善」というコンテンツ制作の全工程を経験できます。長期的にメディアを持つ人として市場価値が高まって、キャリアの幅が広がるのです。
このように将来の選択肢を増やすためにも、ブログ運営は大きなメリットがあります。
ブログ運営の3つのデメリット

上記のような多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。ブログを始める際はデメリットも理解して、長期的に継続できるよう心構えをしましょう。
1. 運営に多大な労力がかかる
ブログ運営は記事作成だけではできません。キーワードの選定や構成作り、画像準備、公開作業、分析などタスクが多岐にわたります。慣れないうちは、1本の記事を執筆するのに丸1日費やすことも珍しくありません。
転職活動中の場合、本業との両立が難しいと感じることもあるでしょう。この作業を継続する必要があることを意識しておくことが大切です。
対策:無理のない更新頻度(週1本)で長期的に継続する。完璧を目指さず、記事を公開し続けることを優先してください。
2. WordPressブログには初期費用が必要
WordPressブログを運営する場合、サーバーとドメイン代で年間約10,000〜15,000円かかります。有料テーマを使用するなら追加で10,000円程度が必要で、合計25,000円程度は見込んでおくことが必要です。無料ブログより手間もコストもかかりますが、自由度と信頼性は高くなります。
本格的にWebライターとして転職・独立を考えている場合、WordPressブログはほぼ必須なので初期投資として考えておきましょう。
対策:副業目的なら、まずは無料ブログ(はてなブログ・note等)で練習し、後からWordPressに移行する方法もあります。
3. ブログ収益を出すまでに時間がかかる
ブログ運営を開始して、検索上位表示やPV増加など、SEOで成果が出るまでには最低3〜6か月かかります。また、検索エンジンの評価システムは常に改善されていて、いきなり順位が下がるということも多いです。そのため短期間で収益を出そうとすると、挫折しやすくなります。
ブログで成果を出すには、最低でも半年〜1年かかることを見込んでおくことが大事です。
対策:収益化よりも「スキル習得」「実績づくり」を優先しましょう。ブログを「投資」と捉え、長期的な視点で取り組むことが大切です。
【10分でできる!】WordPressブログの開設方法

ここからはWordPressブログを開設する方法を紹介します。WordPressブログの開設は、初心者でも10分程度で完了します。手順通りに進めてみてください。
ステップ1. レンタルサーバー契約を申し込む
WordPressで個人ブログを作るには、サーバーを立てる必要があります。個人ブログでは、レンタルサーバーを利用することが多いです。
ブログのデータ(記事・画像など)をインターネット上に保存してくれる場所のことです。家でいえば「土地」にあたる部分で、このサーバー上にWordPressを設置することで、世界中の人があなたのブログを見られるようになります。
ブログ初心者には「エックスサーバー」や「ConoHa WING」が簡単でおすすめです。
このブログでは、エックスサーバーを利用しています。エックスサーバーは、時期によって割引やキャッシュバックキャンペーンを実施していることがあるのでおすすめです。ここでは、エックスサーバーの契約手順を解説します。
エックスサーバーのレンタルサーバー契約手順
1. エックスサーバーにアクセスする
2. 「お申し込み」をクリック

3. 「個人利用におすすめのレンタルサーバー」の「新規お申込み」をクリック

4. 申し込み内容を入力して、「WordPressクイックスタートの利用する」にチェックし、「Xserverアカウントの登録へ進む」をクリック

ステップ2. ドメインを取得する
4. 続いて、独自ドメインの契約内容画面になるので、希望のドメイン名を入力します。

ドメインとは、ブログのURL(例:〇〇blog.com)のことです。
ドメイン名は後から変更できないので、特化ブログにする場合はジャンルを決めてから設定してください。
- 雑記ブログ→「〇〇blog.com」など
- 専門ブログ→ジャンルに関連した名前
ドメイン名をしっかり考えたい場合、「WordPressクイックスタート」を選択せずに進めることで、ひとまずレンタルサーバーを契約することも可能です。その場合は、アカウント情報入力のステップに進んでください。
ステップ3:WordPress情報の入力
5. WordPressインストールに必要な、情報を入力します。
「ブログ名」「ユーザー名」「パスワード」「メールアドレス」を入力してください。
ブログ名は後から変更することが可能です。「ユーザー名」と「パスワード」はWordPressにログインする際に必要なので、必ずメモするようにしてください。

6. テーマは、無料の場合Cocoonがおすすめです。当ブログもCocoonを使用しています。
「子テーマをインストールする」にチェックを入れて、「XServerアカウントの登録へ進む」をクリックしてください。

ステップ4:アカウント情報の入力
7. アカウント情報を入力、「サービス利用規約」と「個人情報の取り扱いについて」にチェックを入れて「次へ進む」をクリック。


8. 支払方法を選択して、支払情報を入力してください。
9. 登録したメールアドレスに届いた確認コードを入力する

10. 「SMS・電話認証」を行えば申し込みは完了です。

ステップ5:WordPressにログインする
エックスサーバー管理画面にWordPressログイン用のURLが記載されているので、クリックして管理画面にログインします。

下記の管理画面が表示されば、WordPressブログの開設作業は完了です。

このようにエックスサーバーを利用すれば、簡単にWordPressブログが作れます。
副業なら無料ブログでも十分

副業でWebライターを目指すなら、無料ブログからスタートするのもありです。
はてなブログやnoteなどは、初期費用ゼロで操作も簡単で文章練習の場として最適です。広告やデザインには制限がありますが、初心者が第一歩を踏み出すサービスとしておすすめします。
まずは無料ブログで記事を書いて、慣れてきたらWordPressに移行する流れでも問題ありません。
Webライターの始め方 | 転職・副業するまでの流れ

ブログを開設したら、実際にWebライターとして転職・副業するための具体的なステップを踏んでいきましょう。5つのステップで解説します。
1. 記事を書く | 目標は10〜15記事
まずは興味のあることや得意なことについて、10〜15記事を執筆しましょう。
この段階では、構成力・リサーチ力・SEOの知識を高めることを意識してください。記事数が増えるほど、文章スキルも向上します。
2. ポートフォリオを作成する
自信のある記事を2〜3本選び、ポートフォリオにまとめましょう。以下の情報を含めると効果的です。
- 記事のURL
- 記事の目的やターゲット読者
- 工夫した点や成果(PV数・検索順位など)
具体的な狙いを示すことで、実力がより伝わりやすくなります。
3. 転職サイトやクラウドソーシングに登録する
転職を目指す場合
「doda」「workport」「Indeed」などの転職サイトに登録します。登録後は、履歴書や職務経歴書など必要な作業をしておきましょう。
副業を目指す場合
「CrowdWorks」や「ココナラ」などに登録し、プロフィールを充実させます。ブログURLを記載すると信頼感が増します。
4. 自分に合う求人や案件を見つける
「Webライター 未経験可」や「在宅可」で求人を検索しましょう。
得意ジャンル・勤務スタイル・単価などで条件を絞り込むと、自分に合った案件を見つけやすくなります。特に、ブログジャンルと近い企業を狙うとマッチングしやすくなります。
5. 応募する
履歴書や職務経歴書には、必ずブログURLを明記しましょう。
「ブログ運営でSEO・構成・ライティング経験あり」と具体的にアピールすることで、スキルを示せます。面接ではブログ運営の経験を活かしてアピールすることが、内定獲得の大きなポイントです。
クラウドソーシングでも、応募時にポートフォリオを添付すれば採用率が大きく向上します。
まとめ | ブログを始めてWebライターを目指そう
ブログは、Webライター未経験者が最短で成長できる学習・実践の場です。
「スキルを磨く→実績を作る→転職・副業につなげる」という流れを意識すれば、確実にWebライターへの道が開けます。まずは無料ブログでも構いません。今日からブログを開設し、10記事書くことからスタートしてみてください。
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